58ef70bf.jpg↓の「真ラン」で、ヨットのプロパー、yasukopapaさんと、さかなへんさんがジャイブ中の真ランで悩んでいると書いた。で、ウインドのジャイブでは、ヨットと違い、真ランでやることはなく、通過点でしかないと書いた。
ところで、そのさかなへんさんが、別なところで、吹いていると回れるけど微風だとinに沈することがあると言うのが気になった。何故微風で沈するのか…。で、今日、通勤途中ひらめいた。
もしかすると、ヨットが上手な人は、ヨットのセイルのイメージがあるのかも知れない。
つまり、セイルを返すとき、ヨットがそうであるように、固定され垂直に伸びたマストを軸にセイルが返るイメージがあるのでは?
実は、ウインドのジャイブでセイルを返すとき、セイルはマストを軸に回るのではなく、セイルの風圧中心点、すなわりセイルフットとセイルトップを結んだ軸で回っている。何故ならウインドのマストはヨットと違ってしなっており、マストを軸に回すと(板からマストが垂直の状態で回すと、マストはしなっているので当然)、セイルは風下にガクンと持って行かれ、ブームエンドが風下海面に突き刺さる(微風ならセイルを返す途中海面に突き刺さり、結果、沈する)。
正解は、画像であるように、セイルフットとセイルトップを結ぶ線を垂直に立てた軸を中心に回す。するとセイルに振り回されることはなく、抵抗なく回る。
なので、セイルを回すとき、ブームトップを体に引きつけながら回す必要がある。体からはなすと振り回される可能性大。
ちなみに、セイル・チューニングの基本は、セイルのシワがこの軸線上に達するまでダウンを引く。