mori art今日は渋谷で打合せした後、六本木に「ル・コルビュジエ展」を観に行く。
コルブ展は何回も観てきたが、今回はユニテ・ダビダシオンの実物インテリア模型や、丸太小屋の同じく実物模型とかがあり、コルブが提唱したモデュロールを実体験出来る所がいつもと違う所かな。
同じ建築で言えば、先日、葉山美術館でIto toyoさんの展覧会を観てきたが、両者を比べると様々に感慨深い。
Itoさん曰く、自分が学生の時はいつもコルブの全集を小脇に抱えていたという。世代的にはそのような関係であり、Itoさんの世代ではコルブは神様的存在だ。
現在でもコルブの「ドミノシステム」は架構体としての建築の原型だ。Itoさんの仙台メディアテークは現代のドミノシステムとも言える。いかにサーフェース(床)を浮遊させるのか。箱ではなく、ステージとしての建築。もっとも現在のItoさんは箱を含めた架構体の表皮に関心があるのだけれども、いずれにせよ、コルブの「夢」をItoさんの世代が実現してきた(意識し続けてきた)とも言える点で感慨深いのだ。

eightちなみに、私とbeachboyさんは学生時代Itoさんに教わった。
グループ課題でbeachboyさん達のチームのプレゼンの後、Itoさんが「orionさん、彼らのプレゼン、どう思う?」と問われ、何の言葉の準備をしていなかったので「…プレゼン・ボードは綺麗です」と答えたのをよく覚えている。実際、beachboyさん作成のプレゼン・ボードは綺麗だった。それは、今も変わらない。

さて、コルブを堪能した後は、何、食べよう。でも、私は密かにイメージがあった。
今日、渋谷で会ったのは中国人。電車の中で読んでいたのは中国人が書いた小説。そう、今日は気分は中国なのだ。コルブはフランス人だが、中国が勝った。なので、中華だ、中華!ということになった。
で、六本木で中華と言えば、はい、ここしかない! Eight!

interiorこのお店は、実は24時間営業。いつ来ても良いのだが、何故か私たちが入ると誰もいない。やったね。独占。
ちなみに、このお店、東北、北京、四川、飲茶、なんでもありだが、北京ダックが有名。
中国では現在鴨が希少なので、高騰しているが、ここは1匹丸ごとでなんと3680円だ!
でも、以前は二人客のために1/2バージョンがあったのだが、現在では1匹丸ごと(4〜5人前)なので2人ではちょっと遠慮した。でも、約束しよう! 次回は二人でも丸ごといってやる!

beer最初はビ〜ル。
考えたら、周さんの所と同じ生ビール・マシーンだった。もしや、このマシーン、中国御用達か?

水餃子北京ダックも有名だが、ここは水餃子も有名なのだ。注文を受けてから作り、具はなんと30種類!しかもだ、3個で105円! さあ、好きなだけ食べてくれ。
ちなみに、okinuは大好きな海老。私は、ふふふ、私は中国本土で様々な水餃子を食べているから何が美味しいか知っているのだ。まあ、好みだけどね。で、私の経験から水餃子は野菜が美味しいのだ。なので、白菜を選択。はい、美味しいです。本土の味がします。日本の水餃子、あるいは、日本の中華料理屋より本土ぽいです。

白菜白菜の辛口炒め物。
くほほ、美味しい! 材料自体の味は日本の野菜の味だが、味付けは紛うことなく上海の白菜の炒め物だ。
なんだろうな〜、このけだるい味付け。これは、本土に行かないとほんと分かりません。あ、本土とほんとはシャレですので要注意です。

鴨細切メインは、鴨肉の細切り炒めに中国餅付き。
見た目はイマイチだが、味はこれまた紛うことなく北京の味だ!山東省の漢民族が嫌う、北京は朝鮮民族の味だ! 美味しい。ほんと、どう表現していいのか分からないが、微妙に違うのだ。これも、北京で獣料理を食べないとその違いは分からないだろう…。
でも、実際に中国に行くと、漢民族の料理も朝鮮民族の料理もどちらも美味しいけどね。
ちなみに、下に敷いてあるタマネギが生だったので、そこだけやたら日本的な味がして面白かった。

中国餅メニュー上では中国餅となっているが、ようは袋状の割包。正式には何というんだろう?
で、この袋状の割包に、↑の鴨肉をギューギューに入れてかぶりつくのだ。
くわー! 美味しいーーーー! やめられない。止まらない。一人3包食べられるが、それだけでお腹いっぱいになる。ビールをがぼがぼ飲んでいるので、お腹の中で膨らみ、お腹いっぱい感を助長する。
考えたらダイエットにいいかもね。って、ビール飲みながらダイエットを語る資格はないが…。