IQ-concept
starboardのwave2011モデル。また変わった。
まずは、フィン・システム。4枚刃のQUADは、単にフィンが4枚あるのではなく、大きさの違うフィンを入れ替えたり、取り外したりすることでキャラクターを変更出来るトータルなシステムとして生まれ変わった。なので「IQ」。以前から「IQ」というキーワードは何度となく使われてきたが、今回のが一番納得した。
また、2010モデルでは前がミニ・タートル、後ろが六角レンチによるslot boxだったのが、4枚ともslot boxで、六角レンチではなくノーマルなプラス・ドライバー仕様に変更されていて、このシステムが特別なものでないことを強調している。
quad-finフィン・システムの概要は図の通り。
2010年モデル同様の、前を大きく、後ろを小さくすると、パワフルなオンショア用。以前からQUADはよく上ると評価されていたから納得。
前を小さく、後ろを大きくするとサイドショア用。これまた、みんな付随のフィンだとパワフルすぎるので、前側のフィンをoptionの小さいフィンに替えていたのでこれまた納得。
そして、後ろ2枚にするとスケート仕様。パワーがありスピーディな波の場合に推奨。
ちなみに、最小サイズは74L。

quad
でも、「IQ」コンセプトと言っても、換言すればただのマルチ・フィン・システムでしょ、と言われれば身も蓋もない感もある。はたまた、何でもOKっていうシステムは結局、淘汰される可能性がある。
はたして、この新しいシステムは認知されるのか。
そして、2011年モデルの最大の話題(?)は…。

evoEVOの復活。
でも、QUADは元来EVOのリデザインである。
なので、フィン・システムの違いで、のれん分けされた、と言った方がいいかも知れない。
こちらは、シングルかツインが選択出来るシステムになっている。

evo-finスピードとクラシカルなライディングが好みの人はシングルに。スケート仕様にしたい場合はツインで。
そして、最大の売りは、通常のツイン・フィンはUS boxが2個着くためい。対してstarのslot boxは70%の重量削減を実現している。納得。ちなみに最小サイズは71L。
マルチ・フィンは走り出しが悪いというのが通説なので、QUADもEVOも浮力を上げているようだ。あるいは、浮力があっても問題がないレベルまでいっているのか。はたまた単に小さいのは売れていないのか。

そんなこんなで、そろそろ欲しいwave board。
買うならどっちだ!